決勝トーナメント開始の17~19話。
17話のサブタイトルは「心の形」。心形流、つまりマオのことですね。
今回からベスト16の1on1トーナメントが開始し、セイ達vsマオ。
しかし、スタービルドの完成度と操縦テクニックの前に、マオは完全に焦ってしまい、
心形流の極意を教えてもらいに大阪に帰ることに。そこで彼が得たものは・・・
17話は、15話とはまた違った形の真剣勝負についての話ですね。
フェリーニvsレイジは、ガンプラを心から愛する奴らの戦いだからこそ
「お前にだけは絶対に負けたくない、俺のガンプラであいつに勝ちたい」という
少年心、男の浪漫が溢れた回になっていました。
しかし、そもそもガンプラバトルとは何か?そう、
遊びなんですね。
今回の戦い後のマオを見て分かるとおり、負けたら悔しい、勝てたら嬉しい。
例え遊びの範疇でも、スポーツでもそれは同じです。
けど、勝ち負けだけに捉われてはいけない。何故それをやっているのか?
ただ勝つ為か?違いますね、
それが好きだからです。
負けたら終わりの大舞台、それも相手がライバルなら負けたくないのは当たり前。
でも好きなことだからこそ、心から楽しむ。真剣に、楽しんで遊ぶ。それもまた大切で大事なことですね。15話と対になる話だと思いました。
続く18話はそんなここまでのガンプラバトルを真っ向から否定するような相手との戦い。
徐々に追い詰められ、原典のように胸部に穴が開きオイルが漏れボロボロになっていく
先輩のケンプファーの姿は見ていて辛いものがありました。
しかし凄まじく素早く動くケンプファーを見れたのは嬉しい限り。そして原典とは違い、
ボロボロになりながらも勝利を掴んだケンプファーの姿を見れたのも嬉しい。
今回でケンプはお役御免となったようですが、それでもケンプファーにスポットを当てて
先輩のガンプラにした判断は間違ってなかったといえるでしょう。カッコイイ。
相手の双子うえだゆうじも姑息な相手ではありましたが、ガンプラバトルは
ここまで出来るのだということを示してくれたわけで、必要な存在だったと思います。
何より、そこらの姑息な奴と違い、ピンチに陥っても尚EXAMを隠していた
用意周到さは単なる一話限りの退場にするには惜しい奴らでした。
あと、相変わらず残念ですねアイラは。レイジと双子なんじゃないかと思う時がある。
セイはセイで委員長と青春してやがるし、こいつら爆発しないかなー。
19話は再びセイとレイジ組のバトルに戻り、相手であるニルスが中心の話。
粒子関連では彼が中心にならないと動かないからね、仕方ないね。
自分の気持ちを再確認してセイ達と戦ったフェリーニやマオと違い、
そもそもこいつはガンプラバトルに情熱を持っていなかったわけですが、
ここまでの経過を見るとおり徐々に感化されてきたのは言うまでもなく。
途中から完全にレイジ達とのバトルにのめり込み、一歩も引かない気合で対峙。
彼は戦い敗れてから自分の気持ちに気づきました。
結局はニルスも自分の作ったガンプラが壊れれば怒り、
自分のガンプラの方が強いと証明したいし、自分を追い詰める相手には決して負けられない。
天才だ何だ言っても、ホントはガンプラが好きな歳相応の少年でしたね。
そんな彼のペースを唯一乱しまくるキャロラインがまた面白い。
彼女の前では天才も困惑してペースに呑まれるばかり。
トライで婿入り結婚していたのは、ある意味必然と言えるでしょうw
今回はセイとレイジのシンクロが今までで一番心に来ました。
最後のビルドナックルが二人とも全く同じ動きしてましたし。
しかも時間が無い中での修理をレイジも手伝えるようになってて、
レイジも成長したなぁと感じました。今回見てる限りだと、
今のセイならバトルは当初より強くなってそうだし、お互いに良い影響を与えてます。
改めて、この二人は最高のコンビだと思いました。