さてさて、今夜もrainをプレイしていきます。奇しくも今夜はリアルで雨。
外から雨音が聞こえてくる、リアルの環境もばっちり一致する中でのプレイでした。
・・・で、クリア。 本当にボリューム少なかったですね。とりあえず振り返ってみますか。
4章に入り、ようやく少女と合流。街並みが明るい所で陽気なBGMが流れて、
楽しい散策かと思いきや、怪物に襲われて逃げた後はとても物静かな落ち着くBGMが流れたりと、
本当にBGMの使い方が丁寧なゲームです。
やっぱりどんな状況であろうと、一人より二人の方が安心出来るものですからね。
ここからは3章まで付きまとっていた不安が少し和らいだ気がします。
それと、少年少女の動きが年端もいかない「らしさ」を感じて微笑ましく思いました。
で、謎が謎を呼ぶ6章の終わりから、世界が一変した不気味さもあったのか、
本当に雨に打たれているかのように寒気を感じはじめました。
・・・いや、冗談抜きで。仕事帰りにちょっと雨に打たれたのは関係なく、本当に。
ずっと雨に濡れ続けているのを見ていると、こっちまで打たれているかのようです。
光によって怪物が撃退され、元の世界に戻ったかと思いきや、まだ地形が少しおかしいし
謎の巨木の根は張り巡らされていたり、不穏な状況が続く中で探索は続きます。
その果てにまた見えた光、やはりというかなんというか、少年の家からのものでした。
どこまでもどこまでも執拗に追いかけてくる怪物から逃げた先には、入口となった扉が。
命がけで怪物を死に至らしめ、少女の呼びかけにより一人現実に戻る少年。
そして今度は少年が少女に呼びかけ、改めて二人は出会う。
何だかんだで、OPと同じ水彩画調で二重の意味で綺麗な終わり方でした。
あとは光の球集めがあるみたいなので、これはその内やるんじゃないかな。
咳き込んでいることが多かったり、最後に倒れ込んだことを考えると、
少女は生死の境を彷徨っていて、その少女の精神世界みたいなものに少女だけでなく
少年まで巻き込まれてしまった、ということなんでしょうかね。
怪物は死の象徴みたいなものだから、少女と少年を永遠に追い続けて殺そうとした、と。
もしかしたら、咳き込んでいないだけで少年も生死の境を彷徨っていたのかもしれない。
けど、どちらも峠を越えたから現実に戻ってこれた。みたいな感じでしょうか。
ただ、少女が自分を見つけて姿が見え始めても完全に見えるのを拒否したことや、
最後に扉の向こうに行くことを拒み、怪物だけ締め出そうとしたのは何故だろうか。
あれってつまり、現実は辛くて戻りたくはなかったってことなんでしょうか。
それとも、少年だけを残して自分だけ目覚めてはいけないと思ったからなんでしょうか。
自分としては後者だと信じたい。
少年を助けるのを諦め、家に行ったのは姿が見える事=目覚めることと自分の時に分かったから、
あの世界の中で少年が死んでしまう前に起こすことで助けようとしたから。
そしてここまで自分を助けてくれた少年ならきっと、自分を目覚めさせてくれると信じたから。
こう考えれば、少女の行動にも納得は出来ます。・・・まぁ、光の球集めれば分かるかもですが。
ともかく、短い時間の中で素晴らしい体験をさせてもらったこのゲーム、「rain」。
7月7日までフリープレイ中だし半日といらずクリア出来るゲームなので、
PS+会員の方は是非プレイしてみてください。
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