
さてさて、気づけば人物紹介もずいぶんと悲惨なことになってる映画のコミカライズ。
来月号の発売直前にDVDおよびBDが発売、買いたい人はちゃんと買っておきましょう。
そんな今回は、哲志・直美・良樹・あゆみが合流した所からスタート。
ビデオの内容・舌の返却・サチコの正体までバレる所まで進みました。
映画との違いといえば、直美が切れ端が無いと言ってから二手に分かれるまでの間で、
あゆみの嫉妬心をよりヤバそうに描写しているのが良い所。
この辺は映画だと、演者の表情でしか表現出来ていなかったので、
若干物足りなさがあったんですよね。篠宮先生の漫画版みたいなことも起きなかったし。
それとやっぱり、最後3ページのサチコが良いですね。前回までのギャップもありますし。
なんというか、作画の肝匠さんが描くこの漫画の悪霊って、
最近だと夜廻に出てくる化け物みたいな、そこにいるのかいないのかぼやけているというか、
不安定に存在しているような、そういう描き方をしているんですよね。
子どもが想像する恐怖のイメージをそのまま形にした子どもの幽霊、みたいな感じで。
幽霊役もCGじゃなくて子どもがやっているが為に、映画では色々限界もあったわけですが、
この辺の映画では出来なかったことに関しては、特に拘っているように見受けられます。